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　遺産相続の手続きは、身近な人を亡くされて初めてその内容を知る方が多いと思います。遺産相続の手続きをするためには、ご葬儀を終えて息をつく間もなく故人様の身辺整理を行わなければならず、市役所・税務署・金融機関だけでなく、難しい問題については専門家である行政書士・司法書士・弁護士・税理士など、いろいろなところをかけずりまわらなければなりません。

　終活を考えるにあたって、あらかじめ整理しておかないと、遺された方の負担は大きく、そして争いの元となるのがこの“遺産相続”です。そして、この遺産相続は法律に基づいて行わなければならないことなので、逃れることができません。事前に相談するには行政書士や司法書士・弁護士、相続税の計算は税理士など、必要なところは専門家に頼ってでも、あらかじめ整理しておくことをおすすめ致します。

　終活としての“遺産相続”を考えていく上で、配偶者・子供や孫、次世代への負担をかけない、そして遺される方がその遺産を巡り『争続』をしないために、考えておかなければならない一つの方法が“遺言”です。遺言の種類や書き方等は、“遺言書について”にてご紹介させて頂きます。

　終活の遺産相続を考えるにあたって、自身の身辺整理が必要となります。ご夫婦の間での遺産相続は、どちらかがそのとき考えればよいと思っていると、いざ現実に直面してしまった際、聞いておけばよかった、済ませておけばよかったということが本当にたくさんあります。
　基本的な遺産相続手続きの流れと共に、事前にできることを終活でまとめ、実際の遺産相続に備えましょう。



以下に相続の種類や法定相続人についての説明のほか、 法定相続のチャートで相続が発生した時の遺産分割の割合などをご覧頂けます。

●遺産の単純相続（単純承認）、限定承認、相続放棄

●法定相続人の範囲と法定相続分

●遺留分相続

●遺産分割